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連続法

連続法の特徴は超高速ミキサーにある。しかも、ミキシングの要する時間は5分以内である。
熟成もこの5分間に行ってしまうのがすごいことである。
そのために、
1、酸化剤としてLアスコルビン酸を加える
2、2パーセントの油脂を加える(理論値は0.7パーセント)
3、ミキサー周速が遅いときは還元剤であるLシスイテイン塩酸塩を加える

従来法
1、直捏生地法(ストレート法)

配合を全部同時に混捏して作る方法で自動パン焼き機でおなじみの方法である

1、生地温度、生地保持硬さに一定の状態を保つことが難しい。が、その反面、うまく練るとおいしいパンができる。
2、長時間低温発酵が可能でありフランスパンの製法に適する。
3、生地醗酵の所要割合は、
イ、フロアータイムに60パーセント、
ロ、パンチング後のベンチタイムに30パーセント、
ハ、二回目のパンチングの後10パーセントのベンチタイムをとって
ニ、布取りもしくはかご取りしてホイロの後焼成して仕上げる。
4、フランスパンで知られるように皮は硬いがフレーバーに優れたパンとなる。

ストレート法工程まとめ
前処理⇒ミキシング⇒醗酵(フロアタイム⇒パンチング⇒一時分割⇒ベンチタイム⇒パンチング⇒分割、丸目⇒寝かし)⇒布取り、かご取り、の後ホイロ⇒焼き上げ⇒冷却⇒スライス⇒包装⇒出荷


中種生地法
1、仕込む小麦粉の50パーセントに、イースト全量、イーストフード全量、モルト等の酵素製剤、好みによって油脂(ショートニング、フレッシュバター、マーガリン等)を加える、および適量の水で中種をつくる直捏法の醗酵時間の4分の3の時間分醗酵させる。
2、残りの小麦粉および材料と中種を使って生地を仕上げる。
3、ストレート法のハ、以降の処理を行って焼成する。

中種生地法工程まとめ
前処理⇒中種ミキシング⇒中種醗酵⇒生地ミキシング⇒フロアータイム⇒パンチング⇒一時分割⇒ベンチタイム⇒パンチング⇒分割、丸目⇒寝かし⇒布取り、かご取り、の後ホイロ⇒焼き上げ⇒冷却⇒スライス⇒包装⇒出荷

液種生地法

1、小麦粉、イースト、糖、塩、イーストフード、モルト、水、を使って液種を醗酵させる(480時間)、
2、PH緩衝材として脱脂粉乳もしくは炭酸カルシウムを使って醗酵液種のPHを5.2に緩衝させる。
3、液種を冷蔵して安定化させて保存する。
4、液種10パーセント小麦粉90パーセントにてミキシングして生地を作る。
5、ミキシング後の生地はストレート法での工程と同じ。

液種工程法まとめ
前処理⇒液種混合⇒醗酵⇒冷蔵貯蔵⇒生地ミキシング⇒フロアータイム⇒パンチング⇒一時分割⇒ベンチタイム⇒パンチング⇒分割、丸目⇒寝かし⇒布取り、かご取り、の後ホイロ⇒焼き上げ⇒冷却⇒スライス⇒包装⇒出荷