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コ−ヒ−の飲み方の鉄則

冷めてから飲むこと・・・熱いまま飲むと食道、胃の粘膜が荒れます。よくコ−ヒ−を飲むと胃が痛くなる胸がもたれるという人がいますが、これはコ−ヒ−に限らずあついお茶や味噌汁でもおこります。ただコ−ヒ−はミルクや砂糖をいれているのでたくさん熱い状態のまま胃に入れてしまいやすいということです。

3時間空けて飲むこと・・・・個人差はあるが、普通カフェインの効果は3時間で消えるので、3から4時間おきに飲むと良い。そして、連続して飲むと体がカフェインに対して麻痺してゆき抵抗力を持つので、効きにくくなる。

コ−ヒ−の効用と薬理作用

老化防止・・・・コーヒーに含まれるクロロゲン酸は抗酸化物質であり、老化防止に効果がある。

二日酔いの解消・・・カフェインは、肝機能を活発にするので体内の毒素を速やかに分解し腎臓の働きも活発にするので速やかに排尿してしまう。試しにたくさんお酒を飲んだあとに1杯のコ−ヒ−と飲んだ酒の3倍の水を飲むとアルコ−ルの分解を早めて酔いが早く醒める。

勉強能率向上・・・有名な『内田クレペリン検査』によるとコ−ヒ−を飲むと計算能力が個人差はあるがアップするという。

ダイエット効果・・・カフェインは体のエネルギ−消費を10数パ−セント多くする。だから同じカロリ−摂取しても肥満しにくい。→交感神経を刺激するアドレナリン(基礎代謝を促して脂肪を燃焼する)を出す為のスイッチにカフェインはなっている。その為には、1日4から5杯をメドに、3時間おきに飲むと良い。
 
ダイエット効果をより出すためには、
 
ィ、ブラックがよい→カフェインの効果が強く出やすい。
 ロ、前述のように胃を荒らさないために80度以下の生ぬるいブラックコーヒーが良い。
 ハ、クロロゲン酸は熱に弱いので、浅炒り豆(普通青臭いと嫌われる)を80度以下で抽出するのがよい。
 二、個人差はあるが、普通カフェインの効果は3時間で消えるので、3から4時間おきに飲むと良い。
 ホ、いくらコーヒー好きであっても、連続して飲み続けるのは、体がカフェインの効果に麻痺してゆくので、3時間おきは厳守する必要がある。
 へ、エネルギーを消費する観点からも、食事後のコーヒーは基礎代謝を高め肥満防止に役立つ。
 ト、カフェインの効果は、摂取後30分かかるので、運動前、仕事前、入浴前、散歩前、等の30分前に飲むと良い。

体力持久力向上・・・運動する時のエネルギ−は、グリコ−ゲンから補給されその次にグリコ−ゲンが消費され尽くした後に皮下脂肪がエネルギ−として消費される。ところがカフェインはこの順番を入れ替え先に皮下脂肪からエネルギ−として取り込む作用がある。このためマラソン競技中に吸水所で飲む一流選手のスペシャル飲料はカフェイン入りが多い。

口臭予防・・・コ−ヒ−に含まれている。フラン類はニンニク等の匂いを消す効果がある。でもミルクやクリ−ム入れないで飲まないといけない。なぜならばミルクやクリ−ムはフラン類とすぐに結びついて消臭効果を打ち消してしまう。砂糖は入れてもよい。

居眠り運転防止・・・カフェインによる、サイクリックAMPの分解を妨げる作用のおかげで覚醒状態を持続し眠気を吹き飛ばす。

ガン抑制動脈硬化防止・・・東京慈恵医大の永野允教授の研究によるとHDL(善玉コレステロ−ル)を増やす働きのあることを発表している。和歌山県立医科大学の岩崎秀夫教授の研究発表によるとクロロゲン酸が発癌物質OH・(オ−エッチドット)を抑える働きがあると発表している。