38真祈りは天地の呼吸

 人はすべて、本心という自由自在心を持っているのです。空想力を持っているのです。自在応変の力えを持っているのです。マイナスの極にあってもプラスの極の姿を、言葉にし、思うことができるのです。地獄のどん底に落ちても、極楽を言葉にし、思うことはできるのです。戦乱の真っ只中に置かれても、完全平和を言葉にし、心に完全平和を思い浮かべることはできるのです。病苦の中にあっても、無限健康を言葉にし、元気な自分を思い浮かべることはできるのです。眼前の移る変わる姿とは別個に、神さまの最高表現を言葉にし、思うことは可能なのです。人は本心の心に宿っている、草薙の剣の威力を発揮することによって、どんな難問題でも、快刀乱麻を断つが如くに、解決することができるのです。草薙の剣とは、X(クスナリ)の剣であり、マイナスの極から絶対の中心に戻り、プラスの極を現す力のことです。真の祈りの力のことです。

 過去を言葉にせず、過去を心から放し、今新たに放射されている神さまの全徳の無限の無限の輝きを、祈り言葉を駆使し、心に光一元に感受してゆくことが、真の祈りの要諦なのです。真の祈りには、絶大無比の力があるのです。人は誰でも、真の祈りを祈ることができるのです!できると思えば、できるのです!できるという言葉を使えば、できるのです!『天照大御神 今ここに 在します!新たなる全徳の無限の無限の輝きが一杯!ありがとうございます!』という祈り言葉を駆使することによって、神さまの絶対の中心に融け入ることができるのです。真の祈りは、天地の呼吸です。真の祈りは、神と人との交流です。過去を放し、新たに受けることが、自分のすべてを与え尽くして空っぽになり、謙虚な心になって神さまの愛を素直に受け入れることが、真の祈りの姿なのです。

 

 真実の祈りは、宇宙絶対神の御心のままに、自分のすべてを捧げ尽くして生きることです。布施(財施・法施・無畏施(むしせ))行に徹することです。自分に与えられ・預けられているすべての能力、物を生かし切ることです。自分に知らされ・教えられた真理を、必要な人々に積極的に伝えることです。宇宙のすべてを、絶対神の全徳の無限の無限の輝きそのものとして、光一元に礼拝し感謝することです。

 

ありがとうございます