18全託は絶対条件

  神さまへの全託が、幸せへの絶対条件です。

  神さまへの全託とは、与えられるままに受けることです。一瞬一瞬新たに新たに無限の無限の幸せを与えられているそのままを、素直に受け取る事が、真の神さまへの全託です。

 

 今自分がどんな環境・立場に置かれていても、どのような心の状態に置かれていても、『ただ ひたすらに『ありがとうございます』と神さまの中へ溶け込むこと』即ち「祈り」を続けてゆきさえすれば、過去の業想念の自分は知らず知らずのうちに消し去られ、神さまの光を携えた本心の自分として、一瞬一瞬新たに生まれ出てくることができるのです。今自分の置かれている環境・立場・状態というものは、神さまが今の自分にとって一番必要な勉強の材料として与えて下さっているものです。無限の完全な知恵の持ち主である神さまが、一つとして必要の無い、無駄なものを与えるわけがないのです。すべては神さまの絶対の愛の現れです。ただそのように受け止めては感謝し、喜べないのは、自分が幼稚で、受止め方が未熟で下手なだけです。だからこそうまずたゆまず練習を積み重ねてゆくことが必要なのです。

 

 神さまへの全託とは、業想念の惰性に任せることでは無いのです。何の努力もしないで、棚からぼた餅式の僥倖を願うことでは無いのです。神さまの御心を現実化する為に、神さまの知恵に導かれ、神さまの能力を発揮し、全力を尽くすことです。その為には先ず、過去世からの無限の業想念を、すべて消しきらなければならないのです。自縄自縛(じじょうじばく)している、業想念の心の縛りを、すべて断ち切ることが大切です。神さまへの全託が本物になるまでは、守護の神霊の加護を受けて、業想念の心を消しつづけてもらわなければならないのです。

 

 『すべて神さまの御心のままに、感謝一筋に生きることを誓います。』この全託の誓いは、本心の自分を生きようとする、本心の自分の意思表示です。神さまが言霊によって、神さまの世界を創造されるように、人は言葉によって、自分の世界を創造するのです。神さまの世界は新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯の世界です。人の世界は、その人の使う言葉通りの世界です。意思表示は、言葉を定め、心の状態を定めるのです。人は神さまをお手本にすることによって、神さまの御心に近づけるのです。

 

 全託にも無限の無限の段階が在るのです。正しい全託と間違った全託が有るのです。大きい全託と小さい全託が有るのです。深い全託と浅い全託が有るのです。自己の全存在を宇宙絶対神に捧げ尽くすのが、本物の全託です。至忠・至孝・至悌、絶対帰一・絶対随順・絶対奉仕・感謝三昧の真祈りの道が、本物の全託です。本物の全託になれば、常に新たなる全徳の無限の無限の輝きを感受できるのです。古い自分を捧げ尽くして、新しい自分に生まれ変わることが、本当の全託行です。

 

 肉体は本来、神さま(本心)の使い給う道具であり、器であり、宮です。心が空(神の御心のみを受け入れる状態)になれば、神(本心)入り来たりて、その肉体を真・善・美・聖を現すために使い給うのです。心を空にするには、守護霊・守護神に一切を任せ、感謝し続けることです。過去世から積み重ねて来た無限無数無量の業想念をすべて浄め、消し去ることは守護霊・守護神の大きな大きな愛の働きがなければ不可能です。この世にどのような七難八苦が現れてこようとも、すべて業想念を速やかに消し去るために、守護霊・守護神に一切を任せ、感謝し続けることです。過去世から積み重ねて来た無限無数無量の業想念をすべて浄め、消し去ることは、守護霊・守護神の大きな大きな愛の働きが無ければ不可能です。この世にどのような七難八苦が現れてこようとも、すべて業想念を速やかに消し去るために、守護霊・守護神が大難を小難に軽く軽く済ませて消し去ってくださる愛の働きであると、心の底から喜び感謝し続けることが何よりも大切です。

 

 守護霊・守護神の愛の働きを信じて感謝できる心は本心の心です。現在の自分の心の状態が無限の業想念で一杯で真っ暗闇に思えても、守護霊の愛を信じて感謝することができるならば、そこには本心(宇宙神・守護神・守護霊)の光が射し込んで心を明るく照らしてくれているのです。初めは蝋燭の灯のような小さな光で心全体を明るく照らすことが出来ないかも知れませんが、感謝の積み重ねに比例して、だんだんとその光は明るさを増して、無限の大光明に変化してゆくのです。そうなれば一切の業想念は消え去って、心は空になり、神(本心)入り来たりて、本心の自分として自由自在に明るく楽しく幸せ一杯に生きることができるのです。

 

 ありがとうございます